頭痛や痙攣を伴うてんかん発作の症状にはカルバトール

てんかん発作の症状には、首や頭部周辺の筋肉の緊張や血管の拡張などに起因しない脳波の異常によって引き起こされる頭痛があり、特発性部分発作に分類される後頭葉てんかんやローランドてんかんの様にてんかん発作自体がこの症状を示す場合は、数分で症状が沈静化する単純部分発作から意識障害を伴う複雑部分発作や発作が脳全体に拡散するジャクソン発作を経て、痙攣などの発作症状が全身に発現する二次性全般化発作へ移行するケースがあります。
痙攣や意識障害などの発作症状は、基本的に長くても数分で鎮静化しますが、てんかんの発作症状が5分以上持続したり短い発作症状が断続的にあらわれる重積発作を引き起こすケースがあります。
てんかん発作は、無数に神経細胞が集まる脳の皮質で異常放電が生じる事で発症していますが、異常放電によって脳には大きな負担がかかり神経細胞が疲弊し脳機能に障害が出ます。
長時間の重積発作は、脳自体が危険な状態なので、異常放電を抑制するジアゼパムなどの抗てんかん薬が静脈注射されています。
2次性全般化発作には、部分発作に有効とされるカルバトールやフェニトインが処方されていますが、特発性全般てんかんには症状を悪化させるとしてカルバトールやフェニトインの使用は控えられています。
てんかん患者の中には、平常時でも片頭痛を患っている患者が多くいますが、痙攣症状を誘因する偏頭痛がある為にてんかんとの判別が難しいとされています。
しかし、片頭痛の治療薬として、カルバトールの主成分であるカルバマゼピンなどの抗てんかん薬が処方されていましたが、現在はグルタミン酸脱炭素酵素の活性化とGABAアミノ基転移酵素阻害作用のあるバルプロ酸が偏頭痛予防の第1選択薬となっています。

トップページへ